「育ての心」 2012年3月

3月の仏教保育徳目 「智慧希望」


園長より

◆「感激しました」
つい先日のことです。
鳥小屋の前に2羽の鳩がいました。ふと思って、インコにあげる餌を少し分けてあげました。鳥小屋の前に撒きました。 そこで発見しました。何をって?
鳩にも「大雑把」と「几帳面」な性格がある事を!
一羽は、撒いた餌の中央に位置を取り、周りの餌を啄んでいます。もう一羽は、散らばった餌の外周から、一つ一つ丁寧に啄んで内に入っていきます。丁寧ですから、漏れ落ちはありません。見ていて可笑しいやら感心するやらで、楽しい光景を見せてもらいました。
この鳩のお話を園児にしました。
「今日は、皆さんに難しい言葉を伝えます。大雑把と几帳面という言葉です。」から始まり、鳩の様子を伝えました。
その後のことです。「感激」したのは!!!!!
ある年長男児が、ロビーにある「ひな飾り」の前で、大きなシートを畳んでいました。それがとても丁寧なのです。端と端をピッタリと合わせて、折り目もしっかりとつけて。
思わず「ワ〜。園長先生感激!」(ヒデキではない。知りませんか?西条ヒデキのフレーズです)
「チャンとお話を聞いてくれて、丁寧に畳んでくれたんだ!園長先生とっても嬉しい!」
その年長男児は、はにかんでいました。その笑顔がまた可愛らしかった。
忘れないでいてもらいたいと念じています。


◆3月の仏教保育徳目
  『 智慧希望 』  (ちえきぼう)
釈尊の言葉です。
「己の罪過(つみとが)を指し示し、過ちを告げてくれる聡明な人に会ったならば、その賢い人に付き従え。そうすれば、善いことがある。悪いことはない。」 (釈尊 真理のことば)
今でも居ますね。 周りに「イエス マン」だけを置く人が。
苦言を呈してくれる人が廻りにいれば、きっと「未来への希望」はあると思っています。


◆お弁当をありがとうございました
来る9日(金)にこの1年間のお弁当が終了します。 本当にありがとうございました。
年長児さんは、これから9年間は「給食」です。でも、私はこの年になっても母が作ってくれたお弁当を思い出すことがあります。それだけ、子どもたちにとって「大切な宝物」です。
小学校に行かれても、たまには「お弁当」を作ってあげてください。
年中少児さんの保護者の皆様。これからも宜しくお願い申し上げます。

◆万感の思いを込めて
幼稚園の年長さん・年中さん、そして年少さん。 保護者の皆様、幹事さん、幹事補佐さん、そして応援団の皆様。
この一年間、本当にありがとうございました。皆様には種々ご迷惑をおかえしたことも多々ありました。心からお詫びいたします。
しかし、私には、思い出多き一年間でした。そして、次の言葉を万感の思いを込めて言わせていただきます。
「皆様、お陰さまでした。」



3月の行事予定表

 1日(木) お別れ遠足(年中児)  
 3日(土) ひな祭り 集会
 7日(水) 保護者会(年少児)
 9日(金) 誕 生 会
       お弁当 終了
10日(土) お別れ会食
12日(月) お別れ遠足(年長児)
13日(火) 保護者会(年中児)
14日(水) 保護者会(年長児)
17日(土) 23年度 第58回 卒園式
19日(月) 23年度終了式
    みっちゃん49日法要
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